7月 12th, 2010
○ 一念発起と障壁
この新しいビジネス感、つまり新しい価値観の創出を、先達たちはどのような環境から形にしたか…。
環境整備が整っているとはいえ、まだまだ女性には色んな障壁があります。結婚でそれまで勤めていた会社を退社する。また出産・育児のために退社を余儀なくされる。
そして何年か後、落ち着いたときに社会復帰をしようとしても、年齢の問題や家庭の役割との両立が難しく、再就職は非常に困難となる。また永年勤め上げ、それなりの実績があっても女性というだけで要職につけない。
そこで力のある女性たちは起業という選択肢を持つことになる。経験上、多くはこの
ような経緯だと思います。
ある機関の女性起業アンケートでは、「好きな分野・興味ある分野での仕事(63.8%)」、「自分の裁量でできる仕事(63.8%)」「年齢に関係なく(53.6%)」とあります。
また年齢は、30歳から49歳までに起業される女性が、全体の6割以上を占めています。また、女性起業家の65.2%の方々には配偶者があり、そのうち53.7%はお子様がいらっしゃいます。
障壁があるからこそ、女性起業家の創出があるのだと言えます。ピンチの後にチャンスあり!ということでしょうか。
※ギメル経営塾スケジュールはこちら
※ギメルセミナースケジュールはこちら
※ギメル総研のビジネス見聞録メルマガはこちら
カテゴリー: 経営相談
7月 10th, 2010
○ 女性のビジネス指向
様々なビジネスモデルの混在する中、全てを型にあてはめるのは無理があるかも知れませんが、今ある大半のビジネスは、男性型、所謂、歴史的な背景を踏襲してきた商習慣や評価を基準とするものがほとんどです。
では女性の場合はどうか…、一つの定義からみれば、女性の場合は提供者側の押し付けビジネスではなく、主婦または母親として、またそうでなくても純消費者の立場で物事を考えられるという違いです。
世によくある、良いもの(商品・サービス・情報)を作ったから売れる!ではなく、必要とされるもの(同上)を提供するから、必然的に利用される!との違いといえばいいでしょうか。
もっといえば、生活上女性の役割だったことがビジネスになる。平常心でCS(顧客満足度)を提供できる特性があるといえます。
勿論、全ての女性がそうだとは思いませんし、ここで出た男性型ビジネスを否定するものでもありません。ある側面からの見地であることを了承してください。
また、室町時代から、「商いは心の美しさを表現するもの」と言われますが、これもまた心を売るという意味では、細やかな心配りや思いやりが、困難な作り笑顔から出されるものでなく、普段着のまま表現できるのも、女性特有ではないでしょうか。
人間として一番不安なものは、先々の保証がないこと。だからこそあらゆる保険が巷に溢れています。保険会社の営業は…親身になって他人の自分のことを考えてくれることこそ重要な条件ですよね。保険会社の営業は完全な女性優位です。
従来型ビジネスには従来型の、女性型ビジネスには女性型のチャンスがあって、それは同一線上には無い。だからこそ、まだ荒されていない女性の起業家の市場は、大いなるチャンスの到来だといえるのではないでしょうか。
※ギメル経営塾スケジュールはこちら
※ギメルセミナースケジュールはこちら
※ギメル総研のビジネス見聞録メルマガはこちら
カテゴリー: 経営相談
7月 9th, 2010
○ 変化と現状
昔から、女性は家を守り、男性はお金を持って帰る…的な男尊女卑のモデルのような言葉がありますが、実際に女性がトップに立って事業を営むことは、昔は非常に困難であったと言えます。
そのような時代から現在に至るまで、どのように変化があったかは、日本国民の周知の通りです。
男性社員にも育児休暇が適用というニュースも今は新しくありません。家事は分業制、これも当たり前。仕事場においても、女性の活躍の幅は大きく広がっています。男女雇用機会均等法に見るまでもなく、男女平等は文化として私たちに根付いています。
男は一歩外に出れば7人の敵がいる…今言ったら、笑われますよね。時代錯誤です。
また、女性の労働力が日本経済を明るくする!と、少子化の問題を一挙に解決するべく待機児童解消という国政にまで取り上げられているほどです。
このように、女性が表に立ちビジネスを立ち上げる環境は、昔とは比較にならないほど整っていると言えます。
では、本当に女性が男性と同じような評価を受け、同じように要職につくことが出来ているか?ビジネスの世界において、女性優位とまではいかないまでも、本当の平等は保たれているか?必死で仕事を頑張っておられる女性に、評価に対する不満はないか?…男女平等の本質に考えを及ぼす時、残念ながら答えはノーだといえるのではないか…これも現実なのです。
※ギメル経営塾スケジュールはこちら
※ギメルセミナースケジュールはこちら
※ギメル総研のビジネス見聞録メルマガはこちら
カテゴリー: 経営相談